「コロナに負けるな!」と題して、2年にわたり島材の黒ゆし木、八重山黒木の三線のセールを行ってきました。
旅行にでかけられない皆さまに、八重山の音を感じてもらいたい、自粛生活の中で、『おうちで三線』で力添えを出来たらと、
様々な思いでセールを続けてきました。
そしてこの新型コロナの収束が少し見え始めた今、最後のセールを開催いたしました。
今まで石垣島に来る事を我慢していた方々もだんだん来島されるようになってきました。
できれば、直接みて、触れてご購入いただくのが一番なのですが、それでもまだ自粛されている方も多いのも事実なので
ネットショップも引き続き掲載させていただきます。『コロナに負けるな!』セール、最後に用意したのは4丁です。
八重山黒木真壁型三線(緑龍・青)
天に見える芯の黒い丸模様が独特、ほぼ芯の黒に見えますが、実はアイミ(合実)の部分です。アイミとはシラタと芯の境目の部分で、芯の硬質になりがちな音をシラタが柔らかく響く音に調整してくれるという、実はとても重要で貴重な部分なのです。ます。
なにより店主がだいのお気に入りで、販売しないで自分の三線にしようかな、と言い出す始末。(笑)
そのぐらい貴重なウズラ模様の三線になります。
野丸(三線棹の裏の部分)の写真をみると、シラタなのがわかると思います。でもこれもほんの一部です。後はこのシラタと芯の黒、とくにウズラミが混ざり合う模様のきれいさは、八重山黒木ならではの味わいを感じ、木の力を感じます。
詳しくは、ネットショップサイトを参照してください。
漆塗り前の写真も載せましたので木の感じがわかりやすいはずです。
こちらの三線は公表につき、売り切れいたしました。ありがとうございました。
八重山黒木真壁型三線(緑龍・金)
今度、こちらはほぼ芯の黒に、天や乳袋のところに見えるシラタがインパクトを醸し出している、これも八重山黒木らしさを存分に味わえる三線に仕上がっています。沖縄の人はこんな模様を「派手な模様」といったりしますが。この黒にある少しの白が本当に味わい深いんです。
そしてこの野丸(三線棹の裏)にあるウズラ模様、わかりますでしょうか。渦を巻いていて、本当に龍のウロコの様です。
(そもそもウズラ模様は龍のウロコの様だという意味なのですが)こんなインパクトのある芯のウズラミ、これはかなり希少な一丁です。
こちらの三線も詳しくはウェブサイト、ネットショップから。
下のリンクボタンから、是非ご覧ください。
※こちらの三線は好評につき、売り切れました。ありがとうございました。
八重山黒木真壁型三線(赤五四)
八重山黒木の芯に見えるウズラミ、その中でも黒ウズラは映しにくいのですが、極力明るくして写真を撮りました。この三線の棹のウズラミは貫禄たっぷり。迫力があるのですが、黒ウズラまため写真に写りにくいのです。
明るい太陽の下ならよくわかるのですが。
「沖縄の三線」という歴史資料調査報告書という本にもウズラミが一番価値がある、と記載のあるほど、これほどウズラミがある棹は貴重な三線となっています。
ほぼ芯だという事はこの黒さで分かっていただけると思います。ただ、ウズラミがわかりにくいのです。
あまりに撮りにくかったのでネットショップのサイトには、漆塗り前の写真を沢山載せました。このほぼ芯にみえるウズラ模様の厳かさを是非目にしてください。今ではこのような棹はほぼ入手できないと思います。
八重山黒木三線知念大工型(茶五四)
これは今一番人気のツートンが楽しめる八重山黒木、アイミ(合実)の部分の三線です。愛くるしい模様、そして知念大工型という、これも個性が醸し出せる、模様と相まってとても愛嬌のある一丁に仕上がりました。
天にある稜線とこの鳩胸にある稜線が特徴の三線、この柔らかな稜線は手作りでなくてはだせない味わいです。真壁型は市場に多く出回っていますので一番人気ではありますが、手作りならでなのこの柔らかな稜線を持つ知念大工型は、個性的で一生物の三線になるはずです。
こちらも詳しくはネットショップで確認してください。きっとその個性の愛らしさに一目ぼれするはずです。
こちらの三線は公表につき、売り切れいたしました。ありがとうございました。
コロナで日常生活は変わりましたが、沖縄三線の音色は全く変わっておりません。元には戻らない生活の中でも、元のままの音、昔から変わらない八重山の三線の音色を八重山、石垣島からお届けします。
今日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
八重山三線工房
新城
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