「コロナに負けるな!」八重山黒木のセールは終わりましたが、島材専門店としている当工房で肝心の八重山黒木の三線自体がない、というのは示しがつきません。
という事で、今手掛けられる数少ない原木の中で、少しづつではありますが、三線製品にして販売することにしました。
そのうちの一丁が、今回紹介する八重山黒木「江戸与那型」三線です。
ほぼ真っ黒芯に見えるこちら、ウズラ模様もとても綺麗で上等な一丁なのですが、
芯の一部のひび割れが深かったため、天の一部が繋いであります。貴重な黒木、枯渇して入手困難な八重山黒木です。どんな状態でも棹として使えるものは大切に使わせてもらいます。また、これからはこのような棹が増えていくと思います。そのくらいもう入手が困難なのです。
でも繋いであるなんて言われないとわからない仕上がり。天裏から天にかけてですが漆を塗ればほとんどわかりません。そして、音もに影響はありません。
まだ漆が完成していないため製品として出来上がっていませんが、出来上がりましたらいつものように、音を撮ってネットにアップいたしますので、それまで今しばらくおまちください。
2022年5月27日**追記**
漆が仕上がったので部分的に写真をアップします。
なんとほぼ真っ黒に仕上がりました。
撮影が夜だったのですが、天気のいい昼間に写真を撮ったらもっと明るく、ウズラ模様もわかるはずです。
今後いつものように組立てた後に写真をアップし、販売サイトを立ち上げますので、それまでもうしばらくお待ちください。
太鼓に隠れる心の部分を今回紹介します。
このように心は先の猿尾まで芯の黒が通って、これが音が途切れることなく響くいい三線に仕上がるのです。
八重山黒木、江戸与那型三線。組立後販売を開始します。音をまだ出していませんが、はほぼ真っ黒芯、ですが漆塗り前の写真でもわかるように厳かな雰囲気のウズラ模様入り。ですので価格は、(コロナセールが終わったため)50~60万前後を予定しています。ご興味のある方は販売をお待ちください。
ちょっと駆け足な更新になってしまいましたがご紹介まで・・・。
今回も最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
八重山三線工房
新城
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